栄養価は高いが赤ちゃんや妊婦さんは注意

コムハニー

蜂蜜はポリフェノールやビタミンB群、鉄分などが豊富です。抗酸化作用も高く、栄養価が高い食材として知られています。けれどもボツリヌス菌感染のリスクがあるため、1歳未満の赤ちゃんは食べるのを控えましょう。またおなかに赤ちゃんがいる状態で蜂蜜を食べると、体重増加にもつながります。妊婦さんも食べ過ぎるのは気を付けたいものです。胎児にボツリヌス菌が届くことはないと言われていますが、不安に感じる人は控えたほうが安心です。また、蜂蜜に含まれるアレルゲンによってアレルギー反応を起こす人もたまに見られます。これは花粉に反応するケースが多いようです。元々花粉に敏感な人は、様子を見ながら食べてみるようにすると良いでしょう。

花によって成分や味が少しずつ異なる

蜂蜜

蜂蜜は、採取する花によっても少しずつ味や風味が異なります。細かく言えば成分も違ってくるのですが、できれば試食してみて酸味の割合や甘さで好みのものを選ぶと良いでしょう。例えばよく知られている「アカシア」蜂蜜はとてもあっさりした味です。クセがないので、誰でも食べやすいです。「アザミ」から採取したものは、アカシアに比べると酸味がありさっぱりしています。甘過ぎるのが苦手な人におすすめです。「クローバー」の蜂蜜はとても濃厚で、まろやかに感じるのではないでしょうか。濃いめが好みであればクローバーが適しています。そのほかにも、「イタドリハニー」はまるで黒糖のような味がします。「野ばら」から採取するとバラの香りがしますし、「ソメイヨシノ」であれば桜の香りがしてまろやかです。試食をすれば微妙な違いもよく分かるはずです。あまり食べ慣れていない人は、あっさりとしたアカシア蜂蜜から始めるのが良いかもしれません。

料理や目的によって合うものを選びましょう

蜂蜜

蜂蜜の選び方として、どのように使うのかを基準に考えるのもひとつです。そのままヨーグルトなどに入れて食べる場合は、そのままで食べやすいあっさりしたものが合うでしょう。クセのないアカシアや秋萩のハニーが適しています。果物やミルクに混ぜてドリンクにするならリンゴハニーなどが良いのではないでしょうか。紅茶に合うのは山桜や野ばら、木苺から採取したものです。そのほかにも、「ユリノキ」の蜂蜜はどんな料理にも合うと人気です。スーパーなどで手軽に入手できるアカシア蜂蜜はどんな料理にも相性が良いので、大学芋やケーキ作り、酢豚などに使えます。味が濃いものは料理に、風味が良くてあっさりしているのは生で食べるようにすれば失敗しません。